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歎異抄をひらく

出版社: 1万年堂出版

著者 高森 顕徹
ジャンル 広告企画 > 2013/06/30 読売新聞
出版年月日 2008/03/03
ISBN 9784925253307
判型・ページ数 360ページ
定価 本体1,600円+税
 

目次

第一部 『歎異抄』の意訳

第一章 仏法の肝要、を言われた親鸞聖人のお言葉
第二章 親鸞聖人の鮮明不動の信念
第三章 有名な悪人正機を言われたもの
第四章 二つの慈悲を説かれたもの
第五章 すべての人は父母兄弟──真の孝行を示されたもの──
第六章 親鸞には弟子一人もなし――すべて弥陀のお弟子――と言われたもの
第七章 弥陀に救われた人、について言われたもの
第八章 他力の念仏、について言われたもの
第九章 念仏すれど喜べない――唯円房の不審に答えられたもの――
第十章 他力不思議の念仏、を言われたもの

別序
第十一章~第十八章 要約
後序

第二部 『歎異抄』の解説
1 『歎異抄』は、いかに誤解されやすいか、その現状――ある大学教授の場合
2 「弥陀の救いは死後である」の誤解を正された、親鸞聖人のお言葉
3 「念仏さえ称えていたら助かる」の誤解を正された、親鸞聖人のお言葉
4 「善も要らない、悪も怖くない」あなた、こんなことが信じられますか?『歎異抄』の言葉
5 「弥陀の救いは他力だから、真剣な聞法や求道は要らない」という誤解を正された、親鸞聖人のお言葉
6 「ただほど高いものはない」といわれる。では『歎異抄』の〝ただ〟とは?
7 「念仏称えたら地獄か極楽か、まったく知らん」とおっしゃった聖人――「知らん」は「知らん」でも、知りすぎた、知らん
8 「弥陀の本願まことだから」と、言い切られた親鸞聖人――「弥陀の本願、まことにおわしまさば」の真意
9 なぜ善人よりも悪人なのか?「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」の誤解を正された、親鸞聖人のお言葉
10 「仏」知らずが「ほとけ」間違いを犯す元凶
11 葬式・年忌法要は死者のためにならないって? それホント?
12 「四海みな兄弟」と呼びかけられた親鸞聖人のお言葉
13 弥陀に救われたらどうなるの? 万人の問いに親鸞聖人の回答
14 念仏称えたら、何かいいことあるの? 何か呪文のように思うけど――絶対他力の念仏
15 親鸞さまは本当のことを言われる人ね。私と同じ心だもの――『歎異抄』の落とし穴
16 「南無阿弥陀仏」ってどんなこと?「他力の念仏」の真の意味を明らかにされた、親鸞聖人のお言葉
17 自力の実態を暴き、他力の信心を明らかにされた、親鸞聖人のお言葉
18 人類の常識を破り、生きる目的を断言された、親鸞聖人のお言葉

第三部 『歎異抄』の原文

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内容説明

生き方、人生を見つめ直す時に、手にとりたい日本の名著として、今なお高い人気を誇る『歎異抄』。
その魅力は、「一切の書物を焼失しても『歎異抄』が残れば我慢できる」(哲学者・西田幾多郎)、「『歎異抄』よりも求心的な書物は、おそらく世界にあるまい。文章も日本文として実に名文だ。国宝と言っていい」(小説家・倉田百三)など、知識人たちの心をもとらえて離さない。

『歎異抄』には、多くの謎が秘められている。
「なぜ、善人よりも悪人なのか」
「『念仏さえ称えていたら助かる』は、なぜ間違いなのか」
「葬式や年忌法要は死んだ人のためにならないって、ホントなのか」
「『この世のことすべては、そらごとであり、たわごとであり、まことは一つもない』と、なぜ断言できるのか」
幸せ観、人間観を一変させる、常識破りの発言の数々がそこにある。

本書は、古今の解説書が明らかにできなかった『歎異抄』の真意を、親鸞聖人の言葉を示しながら、解き開いてゆく。
オールカラーの豪華版で、明快な現代語訳と解説、読みやすい大きな活字の原文を掲載。
生涯の宝としたい、日本人の魂を揺さぶる1冊。

「第一部 歎異抄の意訳」では、できるだけ原文の真意が伝わるように、平易な意訳が掲載されている。また、序文から十章までの原文を、一流の書家・木村泰山氏の名筆で掲載する豪華なつくりになっている。
「第二部 歎異抄の解説」では、あまり詳しく世に紹介されなかったり、大きな誤解を招いたりしている部分の解説が掲載されている。
「第三部 歎異抄の原文」では、読みやすい大きな活字で、『歎異抄』全章の原文を、一挙に掲載した。声に出して読みたい時、仏教を学びたい時のテキストに最適。

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